DS418playのメモリ増設

2018年5月に購入したSynology DS418playはかなり高性能なNASで非常に満足していますが、Synology DriveSynology Moments をインストールしてからメモリーがやや足りないのかスワップしている感じ。
リソースモニターを見てみると、2 GBメモリーのうちフリー領域はたったの233 MB、半分キャッシュで埋まっています。
これがMomentsの反応が悪い理由では?

ネットでDS418playにメモリーを追加した情報がなく、効果があるのかわからないので、やってみることにしました。
対応メモリーはDDR3L 1866 MHz で最大4 GB。Synology純正はAmazonで1万円ですが、一般メーカーで流通しているものを探してみます。が、
大阪日本橋で取扱い店なし、Amazonで取扱なしという結構レアものさんでした。楽天に取扱店があったのででトランセンド製 Transcend TS512MSK64W8Hを購入。 5千円ちょっとでした。

早速導入です。
空いているメモリースロットにメモリーを刺します。
埃が溜まっている可能性があるので念の為掃除しておきました。

HDDの順番を間違えないように元に戻して電源オン。
通常起動より時間がかかった気がします。

物理メモリーが2 GBから6 GBになっています。きちんと認識されました。
リソースモニターもフリーが4 GBあります。これでしばらく様子見してMomentsの挙動が早くなっていれば効果ありとします。


2019年4月17日追記
メモリに余裕がある分だけキャッシュにまわすようです。
使用中 876 MB
キャッシュ済み 4.6 GB
フリー 140 MB
Moments起動時の待ち時間は短くなっているのでメモリ増設による効果はあります。

DS418playのファイルをREGZA Z1から見られるようにする

Synology NAS DS418playを導入したので永久保存な動画をI-O DATA NAS RECBOX HVL-AV3.0DTから移動してREGZA Z1から再生しようとするも、フォルダの中が見られない。
色々確認してみると

  • REGZA Z1の設定メニュー→LANハードディスク設定→機器の登録からDS418playのvideoフォルダを登録することはできる。
  • videoフォルダを開くことはできる。
  • videoフォルダの中のファイルを一覧表示することはできる。
  • ファイルのサムネイル表示ができない。
  • ファイルの再生ができない
  • フォルダ名とファイル名を半角英数字のみにすると再生できる
  • REGZAからvideoフォルダの中にフォルダを作成すると日本語だがwindowsから見ると文字化けしている。

ということで、sambaの文字コードに起因する問題で一般的なことだった模様。
下記手順で日本語ファイル名が再生できるようになった。

  1. DS418playの端末とSNMPでSSHを有効化する
  2. SSHクライアント(PuTTYなど)でDS418playにログイン
  3. /etc/samba/へ移動
  4. ls -l でsmb.confファイルが存在することを確認
  5. 念の為smb.confを別名でコピーしておく
    cp smb.conf smb.conf.bkup20180607
  6. smb.confを編集
    vi smb.conf
  7. [global]の中に色々あるが下記を追記
    dos charset=CP932
    unix charset=UTF-8
    unix extensions=no
    wide links = yes
  8. smbサービスを再起動
  9. REGZAから再生できることを確認
  10. NASのSSHサービスを無効化

Synology DS418play

2017年12月にSynology DiskStation DS216jを4TB x2本をRAID 1で運用していましたが、色々なデータを突っ込んでいたらあっという間に容量の余裕がなくなってきたので4ベイのNASにアップグレードすることにしました。
購入したのは
Synology DiskStation DS418play

スペックは

  • CPU : Intel Celeron J3355 (Dual Core)
  • MEMORY : 2 GB DDR3L
  • FileSystem : Btrfs
  • RAID Type : RAID 5 (Synology Hybrid RAID)
  • LAN : 1GbE x2 (Ling Aggregation / フェイルオーバー対応)

というファイルサーバではなくパソコンのスペック。

これにDS216jで使っていた4TBのHDD 1とHDD 2をDS418playへ順番通りにセットしてマイグレーション開始。
詳しくはSynologyの公式を見ながらやってください。
せっかくなのでDS216jで使えなかったファイルシステムEXT4をBtrfsに変更してみました。
ただし、そのままBtrfsに変換することはできません。ファイルが消えてしまいます。
そこで、面倒ですが以下の手順で進めました。

  1. HDD 1とHDD 2を同一ボリュームのRAID 1を作る (ボリューム1)
  2. HDD 3とHDD 4を同一ボリュームのRAID 1に設定する (ボリューム2)
  3. コントロールパネル→共有フォルダ から共有フォルダの場所をボリューム1からボリューム2に変更する
  4. ボリューム1の内容を全てボリューム2にコピーする
  5. ボリューム1を削除する。
    メインメニュー → ストレージマネージャ → ボリュームから選択。
    削除すると元にもどせないのでデータの取り忘れ等に注意
  6. HDD 1とHDD 2をボリューム1として作成
    RAIDタイプ Synology Hybrid RAID (SHR)
    ファイルシステム Btrfs
  7. 共有フォルダの場所をボリューム2からボリューム1に変更する
  8. ボリューム2のデータをボリューム1にコピーする
  9. ボリューム2を削除する
  10. ボリューム1にHDD 3とHDD 4を追加する
    ストレージマネージャ → ボリューム → 管理 → ハードディスクを追加してボリュームを拡張する
  11. 完成

基本的な設定はDS216jから引き継がれていますが、
LANポートが2つあるのでそれぞれにIPアドレスを付与したりして基本的な設定は完了です。