ThinkPadウルトラナビのスクロールがOperaで使えない

IBM製品のThinkPadやスペースセーバーにあるウルトラナビのトラックポイントとスクロールボタンの組み合わせでスクロールができない場合には、ウルトラナビのドライバを変更する必要があります。

  1. ドライバの設定ファイル C:\Program Files\Synaptics\SynTPフォルダのtp4table.dat あるいは tp4scrol.dat をテキストエディタで開く。
    開き方がわからない人は、スタート→ファイル名を指定して実行に以下を記述してください。
     notepad “c:\program files\synaptics\syntp\tp4table.dat”
  2. “Pass 0 rules”section: の下に
    ; for Opera7
    *,*,opera.exe,*,*,*,WheelStd,0,9

    つまり、


    ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;

    ; Pass 0 rules (These rules run first)

    ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;

    ; for Opera7
    *,*,opera.exe,*,*,*,WheelStd,0,9

    ; Windows IE3 patch for 2 button systems
    *,*,iexplore.exe,*,Shell DocObject View,HTML_Internet Explorer,Standard,0,5

    という記述を追加します。

  3. ファイルを上書き保存して、Windowsを再起動。
この操作を行っても使えない場合には、
インストールする前のドライバのファイル

C:\IBMTOOLS\DRIVERS\UNAV

の中の tp4table.dat tp4scrol.dat ファイルに上記の書き加えを行い、再度ウルトラナビのドライバをインストールするという手もあります。
C:\IMBTOOLS\DRIVERS\UNAV\SETUP.EXEを実行するということ。

 また、ウルトラナビのドライバのインストール元は、ドライバのバージョンによって変わるようなので、一度自分でダウンロードしてから確認したほうがよいかもしれません。
 おそらくC:\DRICERS\1rgu**wj (**は数字)というフォルダだと思います。
 さらに、OperaのToolsPreferencesWindowsSmooth scrollingのチェックをオフにすると良いでしょう

スタートメニューからAccessIBMボタンを取り除きたい

  • ThinkPadにインストールされているWindowsのスタートメニューにはAccessIBMのボタンが組み込まれていますが、使わないので邪魔。
    スタートメニューの画像
    取り除くには窓の手を使います。
  1. 窓の手をダウンロードし、インストールします。
  2. 窓の手を起動し、スタートパネルタブをクリックし、スタートメニューにURLやアプリケーションを追加のチェックをはずす。
  3. 設定反映をクリックして終了。

上記方法以外にレジストリから直接非表示にすることも可能です。
  1. レジストリエディタで、HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{2559a1f6-21d7-11d4-bdaf-00c04f60b9f0}を探す。
  2. {2559a1f6-21d7-11d4-bdaf-00c04f60b9f0}の先頭に;(セミコロン)を入力し、ログオンしなおす

ThinkPad R40でDVD+RW/+Rが認識できない

  • DVD-ROM読み込み可能なドライブでDVD+RW/+Rが認識出来ない場合には、ドライブのファームを更新することで解決するかもしれません
  • ドライブの型番をEVEREST Home editionなどで調べ、The firmware pageでドライブのファーム(firmware)を探し出しアップデートすれば、どのドライブでも読める可能性もあります
  • ThinkPad R40に搭載されているコンボドライブ(HT-HL-DS GCC-4240N)であるならば以下の方法で更新することが可能です(FDDが必要)
  1. IBMのサイトへアクセスし、説明をしっかり読む(英語)
  2. ページ下部のClick here to download the latest DVD/CD-RW combo drive Firmware Update Utility diskette.をクリックし、ダウンロードページへ移動する。
  3. ReadmeやAdditional informationをしっかり読む。紙媒体に出力した方が安全でしょう
  4. ファイルをダウンロードし、ファイルをダブルクリックしてディスケットを作成する。
    ただし、GCC-4240Nでも2種類あるようで、fwdr1605.exeとfwdr1606.exeの2種類試す必要があるようです。
    幸い、間違ったファームの場合はファームの変更作業が始まらないので安心です。
  5. ThinkPad上でfwdr160x.exeを実行し、ディスケットにファームを書き込みます。
  6. ディスケットをFDDに入れThinkPadを再起動し、OSが起動する前にAccessIBMボタンを押し、ブート先をFDDドラブにします。
  7. ディスケットが読み込まれれば専用の画面になり、アップデート可能なドライブがあれば表示されます。
  8. マニュアルに従ってアップデートの作業を行う。
  9. アップデート完了後、ThinkPadを起動させる(Ctrl+Alt+Deleteで再起動してはいけない)
    Windows XPの場合には、OS起動後にもう一度再起動するメッセージが出るので、それに従う
  10. ファームがアップデートされたかバージョンを確認してみる